グローバル化で、在日外国人や観光で来日する外国人が増えており、病院にかかる外国人患者数も増加の一途です。そのため、日本語がわからない外国人に対応できる医療従事者の需要が高まっています。問診票の記入や症状確認、診療補助など、外国人患者が病院を訪れると、英語でのサポートが必要です。
しかし、看護師や受付は、英語が話せる人材はそれほど多くありません。そこで、外国人患者に対応している病院では、一般的な病院よりも給与が高い傾向にあり、英語を話せることが特殊技能手当として上乗せされることがあります。ホームページが英語にも対応している場合、コミュニケーションも英語が通じるものとして来院するのです。
外国人と流暢なコミュニケーションを取るには、TOEIC700点以上のレベルが求められます。また、TOEICだけではなく、医療にまつわる英単語を数多く知っていなければいけません。受付担当は、中級程度のレベルがあれば採用されることがあります。英語での診断書作成が中心なら、コミュニケーション力はさほど問われないでしょう。外国人患者の比率によって問われる英語力は変わってきますが、英語を話せればより仕事に役立ちます。
処方薬の説明文が、英語に対応している薬局も増えてきました。今後は、医師だけではなく、看護師や受付なども英語に対応しなければならない病院が増えてくるでしょう。英語力があれば、医療関係の仕事にも有利なのです。
